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仏教の法事に欠かすことのできない数珠
数珠とは仏事にお経を唱える際に用いる仏具の一つです。
お経を唱えた回数を数珠の珠で数えるため、念珠(ねんじゅ)とも呼ばれ、ずずと呼ばれることもあるようです。
数珠の読み方ですが、数は「すう」ですし、珠は「しゅ」と読みます。
となると数珠は、「じゅず」ではなく「ずじゅ」ではないでしょうか?
推測するに、「ずず」と呼ばれていたのが後に「じゅず」と呼ばれるようになりお経の回数を数える珠だから「数珠」の漢字があてはめられるようになったのではないでしょうか?でも、文字だけを見れば数珠は「ずじゅ」ですよね?
吉川英治さんは新平家物語の中で、じゅずに「珠数」の文字を使用しています。
もっと深い意味もありそうなことですが、浅学の私が考察してみました。
仏教関係の方からご教示頂ければ幸いです。