hachiko28’s blog

世の中のなんか変だなや、これってどうなの?と思うことなどの記事を書いています

バツ1、バツ2とバツは離婚の度に増えるというのは大いなる誤りです

世間では、離婚する度にバツが増えると考えられていますが、実はそうではありません。

そもそも、このバツとは戸籍謄本の戸籍から抜けた時に戸籍謄本の名前にバツ印がつけられるものです。

では、戸籍から抜けるとはどういう場合のことでしょう。一番わかりやすいのは死んだ時、死ぬと戸籍がなくなりますから戸籍にバツ印がつきます。あとは、おそらく養子になり、親の戸籍から抜けた時。そうそうこの親の戸籍から抜けるとバツ印がつきます。

そのほかどういうときに親の戸籍から抜けますか?そうです、一般に女性が結婚して夫の戸籍に入ると、親の戸籍に書かれていた自分の名前にバツ印がつくのです。さらには、夫のほうも結婚すると新たな戸籍が作られるため、親の戸籍から抜け、親の戸籍にあった自分の名前にバツ印がつけられ、除籍になります。

つまり、離婚してバツ印がつくのは夫の戸籍の自分の名前にバツがつくということなのです。ですから、Aさんと離婚して一たん親の戸籍にもどり、次にBさんと再婚し、その後Bさんとも離婚すると、まず、Aさんと結婚した際に親の戸籍にバツ印が付きます。(バツ1回目)、そして、Aさんと離婚した時にAさんの戸籍にバツが付きます。(バツ2回目)次にAさんと離婚して親の戸籍に復し、Bさんと再婚すると親の戸籍にバツが付きます。(バツ3回目)そして、Bさんと離婚した時、Bさんの戸籍に書かれていた名前にバツが付きます。(バツ4回目)

このように、2回離婚すると戸籍上はバツ2ではなく、正確にはバツ4であるということになります。今の説明、少し間違っている部分や、離婚後親の戸籍に戻らなかった場合などで少し事情が違うかもしれませんが、少なくとも、離婚の回数だけバツが単純に増えるのではないということをご理解いただきたいのでした。