hachiko28’s blog

世の中のなんか変だなや、これってどうなの?と思うことなどの記事を書いています

日本人よいったいどうしたというんだ?

 

東日本大震災から6年が過ぎました。

被災地の近くに暮らす私たちには被災地の復興はまだまだで、生活再建のままならない、被災者を身近に目にする機会がたくさんあります。

この震災が起こって電気・水道がストップし、生活物資やガソリンの入手が困難な中、唯一の情報源であった、電池の残りが心もとないトランジスタラジオの雑音の中から、繰り返し、繰り返し聞こえてきた「陸前高田壊滅!!」、「陸前高田壊滅!!」というアナウンサーの声を耳にしながら、「壊滅っていったいどったらだんだべ?」とやりきれない思いに打ちひしがれながら、1本のローソクを取り囲んで家族でささやき合ったものでした。自分たちの住むまちはそれほどでもなかったが、壊滅した陸前高田に思いを馳せながら木の葉の下で冬をやり過ごす虫のようにして息をひそめて暮らしていました。

 

そうした中で思っていたことは、日本の国の中でこんな未曾有の大災害が起こったのだから心優しい日本人には「こんな悲劇は被災地のみのことではない。日本人全体の事として捉え、国民一丸となって復興に手を貸したい。」という人々の心の求心力が高まり、

この意識が集中して日本の爆発的な発展の原動力となるであろう。

日本はこれを契機として目覚ましい発展を遂げるであろうという期待感に満ち満ちたものでした。

 

ところが、福島の原発事故の被害が明らかになってくるとなんか風向きが変わってきたのです。

多くのボランティアが被災地に入り込んで復興の手助けをしているニュースを目にする一方、関西地区に駐車してあった福島ナンバーの車が寄ってたかってボコボコにされたニュースが飛び込んで来たり、近頃では福島県から避難している子供たちが各地でいじめを受けていたりという報道が多く聞かれるようになって来たりしているではありませんか?

 

どうしたことでしょう、心優しい日本人はいったいどこへ行ってしまったのでしょうか?

日本人ってこんな困っている人々をよってたかっていじめるような国民であったのでしょうか?

 

なんか、なんか、がっかりしちゃった。

あなたはどう思いますか?